2005.12.31 Saturday
「赤ひげ」クライテリオン盤
あかひげ薬局の名前の由来にもなった映画です(ウソ)
↑ってギャグを書こうと思ったら、なんと まぁ、ホントに名前の由来 らしいです。(正確には山本周五郎の原作から らしいです) 買うだけ買って、見てもいないクライテリオン盤が山ほど棚に並んで るので、さすがに気になってきたので鑑賞 (見れずに並んでいるソフトは、クライテリオンに限らんのだが・・) <あらすじ> 長崎で和蘭陀医学を学んだ青年・保本登(加山雄三)は、医師見習い として小石川養生所に住み込むことになる。 養生所の貧乏くささとひげを生やし無骨な所長・赤ひげ(三船敏郎) に好感を持てない保本は、わざと養生所の禁を犯し、破門されるこ とを望んでいた。 しかし、赤ひげの診断と医療技術の確かさを知り、また彼を頼る 貧乏な人々の姿に次第に心を動かされていくのだった……。 <チョウの勝手な感想> 1)いやぁ〜、なんか久々に映画らしい映画を見たなぁ〜。 この頃は、まだ日本にも『人情』ってもんがあったんだなぁ と 昔が羨ましいやら、今を思うと口惜しいやら 複雑な気持ちにさせ られます。 見かけは取っ付き難い赤ひげが、心の底から患者や先生達のことを 思いやる姿勢にも胸打たれますし 車大工の佐八(山崎努)が死ぬ間際に語る"物語"。 これ、話自体は、「えっ、なんでそういう展開になるの?」と納得 が行かない話なんですが、ともなく語り口調がうまいので、ジィン と胸を打たれるのですよ。 中でも眼目は、生と死の境目にある子供を必死でこっちに呼び戻そ うと、手伝いの女中さん達が井戸に呼びかけるシーンは、涙がほろ ほろと。 井戸に呼びかけるなんて非科学的 なんて話はほっといて、別段 親しい訳でもないガキのために、一生懸命になっている、その"人情" に心打たれるのですよ。 2)それにしても、子役がうまい! ダコタ・ファニングが霞んでしまう位にうまいです。 保本(加山雄三)の患者 おとよ を演じた 二木てるみ(えっ、当時16才? 子供じゃないやん・・・笑) や、 養生所の食事をちょろまかす長次を演じた 頭師佳孝(当時10才) は とんでもなくうまいですわ。 いつから日本の子役は、演技が下手になったんだぁ? (まぁ、演技が下手なのは、子役に限らんのだが) 3)"医者"と言われると、今や"坊主"並みに、「守銭奴」とか「金の亡者」 なんてイメージがあるじゃないですか。 でも、チョウが、ホームシアターという趣味を通じて親しく知り合 ったお医者さんは、どなたも素晴らしい方だと思います(ゴマスリスリ)。 そんな素晴らしいお医者さん達を知っていても、なお、この映画には 胸打たれるものがあります。 4)参考までに、あかひげ薬局キャンペーンガール 沢地優佳ちゃんのDVD は、こちらです(まだ その話をするかぁ) 沢地優佳 DOUBLE O |