築地「
千秋」月1のイベント。
今回のテーマは「
江戸の文化」
大井海岸「
まつ乃家」女将 栄太朗さんと芸者衆を呼んでの宴です。
「千秋」での開催は3回目。内、チョウが出れたのは2回目。
小川「芸者遊びの"まねごと"をしてみようと」
最近、
広沢寅造の「清水次郎長」を聞いているもんだから、この
"まねごと"という言葉が、実におもしろい。
○
「石松と身受山鎌太郎」の段で
身受「時に石さん、あなたに少ぅしお願いがあるんだが」
石松「何でございます」
身受「外じゃあねえんだが、七年前に清水の親分のおかみさんが旅先で
亡くなった」
石松「へえ」
身受「その時に尾州の深見村から立派な葬式が出たという事を風の便りに
聞きましたが、その当時にはまだ わっしはかけだしの青二才、
急廻文に洩れてご香典をお届けしませんでした」
石松「へえ」
身受「この頃ウチの若い者が清水へ行っちゃあ厄介になった、次郎長
親分のお世話になったという者が五人や七人ある、で今年は
七年でおかみさんの大法事をなさるという事も聞きました、
お礼方々 おつきあいの"まねごと"に、ご香典を遅ればせながら
お届けをしたいと思って居りました、ちょうど幸いと云っちゃあ
失礼だが、おめえさん それを親分に届けておくれなさらねえか」
(略)
身受「だから初めっから俺は香典やろうとは云わなかったなあ。
香典の"まねごと"がしたいといったね。」
石松「あれっ旨く逃げやがったなあ...。そうだよ。真似事と云ったよ。
ちくしょう、十三両持ってきやがったな」
身受「いくら真似事とは云いながら、相手が余り大きいから、もっと
どうにかしたかったが、これが一杯な義理、気まりが悪い、
目、開いちゃ出せねえ。つむって出した、石松さんよ、必ず
笑って下さるな。さあ、受け取って下さい」
そこには
御仏前 御香典料 金壱百両 身受山鎌太郎
別に道中石松さんの小遣い三十両
本当は全文載せればもっとおもしろいんですが、聞けばアッと言う間に
終わってしまう物が、文字にするとかなりな長文になりますんで。
詳しくは、
こちらとか
こちらをご覧下さい。
○
さて、チョウは「
寿司教室」とのイベント 2連チャンで、ちょっくら
疲れてます。
こういう時は、いつにも増して 感想が"雑"になり、「うめっ!」か、
「アカン」しか言えなくなるんだよなぁ(←それ、いつものことやん)
前菜
牡蠣時雨煮(広島)、煮帆立、黒豆蜜煮、仔がらみ、ふき煮浸し
あぁ、どれもおいしいのに ヒトクチで食べ終わってしまう(笑)
牡蠣が苦手なチョウは・・・アモっと飲み込む。
お椀
蓋を取ると
天然真鯛(長崎)、海老芋、舞茸
上品なお味ですなぁ。
お造り
目鉢鮪(宮崎)、煽り烏賊(三重)、平目(千葉県 館山)、冠八(千葉県 館山)、
さより(千葉県 竹岡)
うむ。どれもうまいです。
焼物 鰆柚庵焼(富山)
おぉ。えぇ味付けですわ。
煮物 女梶木大とろ煮付け(宮城県 気仙沼)
トロけるぅ。
お凌ぎ 生海苔、ずわい蟹酢
蟹はねぇ。特に すでに剥いてある蟹はねぇ。アッという間に無くな
るんですよ。おいしいけど、悲しい。
揚げ物 芝海老かき揚げ(神奈川県 小柴)
ん〜、うまいんだが、揚げ方は「本店」の鎌田料理長の方が・・・
比べてしまうと、モッサリに感じてまぅ。
お食事 牡蠣炊込みご飯
ごめん。さすがに寿司食べ過ぎた後の牡蠣は無理。
(料理教室は11:00〜なので、昼ご飯時はまだ出来ておらず、出来て
食べられるのは夕方なので、腹減り&食い過ぎるんですわ。しかも、
「千秋」イベントまで間が無いし)
留椀 船橋三番瀬海海苔味噌汁
うまうまですわ。
甘味 茂助だんご
すんません。これもお腹に入りません。
やっぱ、齢のせいかのぅ?1日に2つもイベントが重なると、せっかくの
おいしい料理なのに、体力的にキツくなってくるのぅ。
小川さんご馳走様でした。